2022年12月30日、大阪府枚方市の遊園地『ひらかたパーク』でアトラクションが停止し、高さ50m付近で20代の男女2人が取り残されたが、約4時間後に救出されたというニュースがあった。
園長は「通報するまでに非常時に救出する３つの方法を実行したがどれもうまくいかなかった」と話しています。
それにしても救出されるまでに4時間って長すぎると思う。
この寒空の中あんな高いところに4時間も置いておかれたら命にかかわる。
せめて二人でお互い励まし合えただろうからまだよかったけど、これで1人だったら耐えられなさそう、私だったら無理…トイレの問題だってあるし。
今日は遊園地のアトラクションについて思うがまま書いてみたいと思う。
大阪ひらかたパークでアトラクションが停止
2022年12月30日、アトラクションが停止したのは大阪枚方市の遊園地『ひらかたパーク』
昔からの老舗遊園地で110年の歴史があり、懐かしさを感じる遊園地なんだそうです。
今回地上50mの高さで止まってしまったのは「ジャイアントドロップメテオ」というアトラクション。
画像引用元 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/258087?image=3
およそ５０メートルの高さから垂直に急降下する、いわゆるフリーフォールと呼ばれる4人乗りの絶叫マシーン。
午後7時頃に頂上付近でブレーキがかかって停止したまま動かなくなり、20代の男女2人が取り残されたのです。
午後９時前になって従業員が消防に通報。
はしご車の高さが届かないということで救出に時間がかかり、午後11時ごろに手動ブレーキを解除して座席部分を下に降ろして2人は救助されました。
2人にケガはありませんが2人とも衰弱し、女性は手足の感覚が鈍くなっている低体温症だということで病院へ搬送されたのです。
気温3度だったそうです。
上空3℃の中で風が吹いてるから体感はマイナスだったはず。
そんな冷蔵庫のような寒さの中で4時間も… 低体温症はどの程度の症状なのか、心配になります。
体力的にもさることながら、精神的にも相当きつかったでしょう。
命助かったとはいえ、恐怖でいっぱいだったと思う。
本当に４時間も耐えられたのは奇跡ですよ。
被害にあった2人、一日も早く回復して元気になって欲しいです。
定期的に訓練を!
画像引用元 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/258087?image=3
無事でよかった、と思う反面、何で通報するのに2時間もかかったんだろうと思った。
いくらなんでも通報までに時間がかかり過ぎだと思うんですよね。
午後7時ごろ事故発生
↓
午後9時前 警察消防に通報 救出開始
↓
午後11時すぎ レスキュー隊が救出
個人的には保守社員の復旧と同時並行で消防へ通報した方が良かったと思うんですよね。
届かないはしご車を呼んだり、４時間右往左往したところを見るとトラブル対処法が事前に全くなかったということなんだろうか。
昔は専用の従業員やバイトだったけど、最近のテーマパークやアトラクションの係員は、臨時派遣バイトが多くなっています。
派遣やバイトが多く、スタッフがしっかりと緊急時の対応を把握できてなかった可能性もあると思う。
だからこそ、いざという時のために訓練は必要だと思うんですよね。
救出されるのに4時間は長すぎる…
事故が起きる前にこういうトラブルが起きたときにどうすればいいか、止まることを想定してきちんと訓練をしてほしいと思う。
安心して遊べる遊園地を
大人も子供も大好きな遊園地。
遊園地の事故でどうしても思い出してしまうのは、エキスポランドの風神雷神(ジェットコースター)の死亡事故だ。
事故の原因はメンテナンスをしてなかったことで、部品が破損したことだった。
その後、全国のジェットコースターをメンテナンスするように御触書が出た。
その結果100以上のジェットコースターでメンテナンスを怠っていたことが判明。
遊園地経営者は、どうしようもなく安全意識が低いということが露呈した結果となった。
ひらかたパークも今回の事故の原因を究明して、すぐに改善をしてほしいと思う。
全国の遊園地経営者には、これを機会に今一度人の命を預かっているという意識を持って、徹底的に安全を追求していただきたいです。
そのためには定期点検の方法の改善が必要だと思う。
命に関わる事故を起こさないためにも、今後は定期点検の期間を短くしたり、不具合が起こる予兆をつかめるようにチェックをこまめにしてほしい。
近年は迫力のあるアトラクションが多く、何もなければ楽しい思い出になるでしょうが、救助出来ないような高さの･･･ってなると、より一層の安全管理や万が一の対策は絶対にやっていただきたいと思う。
機器が故障して止まってしまうということはあってはならないことだけど、トラブルとしては仕方がないことでもある。
だからこそ機器のメンテナンスとともにトラブル対策を徹底してほしい。
そして皆が安心して遊べる遊園地を運営してほしいと願います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
